シュチュエーション

沈み根

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🪸 まず「沈み根」ってなに?

沈み根とは、海の中に沈んでいる岩や小さな岩礁のことです。
見た目には分かりにくいけれど、海底の砂地の中に「ゴツゴツした岩のかたまり」がある場所ですね。

サーフでは、

  • 岩が少しだけ海面に出ている場所
  • 波がそこで立ちやすい場所
  • その周りの水が濁っていたり、泡立っているところ
    などが「沈み根」があるサインです。

🎣 ヒラメが沈み根に着く理由

① エサが集まりやすいから

沈み根のまわりは潮の流れがぶつかって、よどみや反転流が生まれます。
その流れの中に、**小魚・エビ・カニなどのベイト(エサ)**が集まります。

ヒラメは「砂の上にじっと潜んで待ち伏せする魚」なので、
エサが自然に集まる場所=待っているだけで食事ができる場所が大好きなんです。

💡 つまり、沈み根のまわりは“ヒラメのレストラン”みたいな場所!


② 地形の変化で隠れやすいから

ヒラメは自分の体を砂に埋めて、上から見えないように隠れます。
でも、まったく平らな砂地よりも、
沈み根の陰やちょっとした段差のそばの方が流れも穏やかで隠れやすい。

魚の目から見ても、沈み根の影は「暗くて安心できる場所」。
そこに身を潜め、近くを通るベイトを狙います。


③ 潮の流れが生きている

沈み根のまわりは流れが変化し、

  • 反転流ができる
  • 波がぶつかって白泡(サラシ)ができる
  • 離岸流が根の横を抜ける

こうした水の動きの変化がある場所は、酸素が多く、ベイトも活発に動くエリアです。
だからヒラメも「流れのある根のまわり」でよくヒットします。


🪝 ルアーでの狙い方(初心者向け)

✅ ステップ1:沈み根を見つける

  • 波が根の上だけ高く立つ場所
  • 泡が左右に分かれるように流れる場所
  • 水の色が濃く(暗く)見える帯

このような部分を見つけたら、そこが「沈み根周り」です。

✅ ステップ2:根の“際(きわ)”を通す

沈み根の真上を通すと根掛かり(ルアーが引っかかる)しやすいので、
根の左右や前後1〜2m外側を狙ってキャストします。

ポイントは:

  • 根の上流側(波が当たる側)→反転流ができやすく◎
  • 根の下流側(波が抜ける側)→ベイトが溜まりやすく◎

✅ ステップ3:スローに通す

沈み根周りでは、ルアーを速く動かすよりも、
ゆっくり“漂わせるように”通すのがコツです。
流れに乗せて自然にドリフトさせると、ヒラメが下から食い上げてきます。

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