シンキングペンシル

ぶっ飛び君95S

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

JUMPRIZEから初めてシンキングペンシル部門として販売されたルアー「ぶっ飛び君95S」

それまで釣り業界になかったコンセプト「浮遊感を持たせて、沖のボトムを漂わせる」。

更に同サイズのメタルジグにもひけを取らないJUMPRIZEらしい名作です。

販売開始当初、プレミアがついてしまい手に入らない程でした。

初心者でも簡単に遠くに飛ばすことができ、使い方を理解していれば大物を釣り上げることも簡単にできてしまいます。

それでは「ぶっ飛び君95S」の使い方やスペックについて説明していきましょう!

「かっ飛び棒130shallow light」「かっ飛び棒130BR」「ぶっ飛び君95S」の使用するシュチュエーション別判断について詳しくはこちら>>>

ぶっ飛び君95Sの基本的な使い方

①5~10回巻く(ゆっくりルアーの抵抗を感じる程度に)

②ストップ

③3秒程ステイ(フォールさせて魚に捕食スイッチを入れる&底を取る)

④①の行程に戻る。これだけです。

ぶっ飛び君95Sシリーズの紹介

ぶっ飛び君95Sにはいくつかシリーズがあり使用するシュチュエーションが違います。

まずは第一弾!ぶっ飛び君95S

サーフ(浜)からヒラメなどのフラットフィッシュ、青物を狙うときの必須アイテムです。

よく釣れる理由は「圧倒的な飛距離」「ハイピッチワイドスイング」「水平ローリングフォール」

JUMPRIZEらしく本当によく飛び、同サイズのメタルジグにも負けません。

「水平ローリングフォール」とはリールを巻くのを止めた時にルアーが弱々しくローリングしながら、ゆっくり沈んでいきます。これは弱った魚が悶える様に沈んでいく姿そのものです。

ランカーと呼ばれる大物魚たちは長く生き延びていて非常に頭が良く警戒心が強い、ただリールを巻いているだけでは中々食いついてこないものです。

ただし、頭上からひらひら落ちてくる弱った小魚のような物には本能で反射的に口を使って捕食してしまうことがあります。やる気のある個体の頭上からひらひら落とせばほぼ一撃で口を使います。このぶっ飛び君95Sの強みは巻くのを止めてフォールをさせるだけで、ランカーの理性を狂わせ口を使わせることができる超優秀なルアーです。

釣果を上げるのに必要な情報として、そのルアーがどんなアクションをするのか?

これを把握しているかいないかで釣果は雲泥の差が出ます。

凪の日に使用するライトモデルのご紹介をします↓↓↓↓↓↓

ぶっ飛び君ライト95SSについてはこちら>>>

ぶっ飛び君95S

全 長95mm
総重量27g(本体重量:25g)
タイプシンキング
アクションハイピッチワイドスイング 水平ローリングフォール
レンジ0〜100cm
付属トレブル&リング#4もしくは#3
推奨シングルライトシャープショート:MH・MMH
価 格1,900円(税込2,090円)

フックのメーカー別比較はこちら>>>

ぶっ飛び君95S ラトルSP

ぶっ飛び君95S とスペックやアクションは同じですが使用するシュチュエーションが違います。

ぶっ飛び君95S ラトルSPの特徴は、ルアー内部にボールが入っていてフォールとアクションをつけた時だけ音が鳴るようになっております。

マヅメの暗い時間帯や濁り潮の時に、魚側からの視認性が悪い時でも音でアピールすることで魚にルアーの存在を気がつかせることができます。

そしてもう一つの利点が、べた凪など静かなシュチュエーションで使用する場合にラトル音がなっても釣果に悪影響がない。音が鳴ってものマイナスにならない。ここが非常に重要です。

暗い時間帯や濁り潮、少し海が荒れている時などに積極的に使いましょう!

ぶっ飛び君95Sで狙える魚は?

1. フラットフィッシュ

2. スズキ

3. 青物

①サーフでフラットフィッシュを狙う時の使い方

サーフ編

1. 離岸流

離岸流(りがんりゅう)とは?

海の波打ち際には、**一見おだやかに見えて実は沖へ向かって強く流れている“見えない「川」のような流れがあります。
これが「離岸流(りがんりゅう)」と呼ばれるものです。

離岸流

釣り人の居る前、白波が立っていなくて川の様になっているところが離岸流です。

離岸流でヒラメを狙う理由

ヒラメは普段、砂の中に身を隠して、流れてくるエサをじっと待つ魚です。
だから、エサが通りやすい「流れの筋」――つまり離岸流の出口や周辺は、
ヒラメにとって“ごちそうが勝手に流れてくる場所”なんです。

ちょうど、川の流れに葉っぱや虫が流れてくるのを待つ魚のようなイメージですね。

ぶっ飛び君95Sの離岸流での釣りのコツとしては…

2波の間に**少し沈んだ帯のような場所(離岸流)を探す

1.その左右の境目付近にルアーや仕掛けを通す

2. 5~10回巻く(ゆっくり巻いて「ハイピッチワイドスイング」ルアーの抵抗を感じる程度に)

3. ストップ

4. 3秒程ストップ(水平ローリングフォールさせて魚に捕食スイッチを入れる&底を取る)

5.1の行程に戻る。これだけです。

この5点を意識すると、ヒラメとの出会いがぐっと増えます!

※セット波(押し波)が来るタイミングが強く離岸流が出て、非常に食い気が立ちます。意識してキャストしてみましょう。

※また離岸流は潮位のタイミングや地形の関係で、目で見てもわからない時もあります。そんな時はサーフをランガンしながら扇状に投げて、ルアーの巻き抵抗が他の所よりも重たくなる抵抗のあるところを探しましょう。

2.反転流

反転流(はんてんりゅう)ってなに?

海の中で、波や潮の流れが岩やテトラポッドなどの障害物にぶつかると、
その水の一部が**“逆向き”に回り込むような流れ**ができます。

これが「反転流」です。
ちょうど、川の中で石の後ろにできる“くるくる回る水の流れ”をイメージするとわかりやすいです。

反転流は「生きている流れ」

岩やテトラのまわりにできる反転流は、潮の動きや波の強さで形や向きが少しずつ変化します。
だから、ただ「反転流があるから投げる」ではなく、
“流れが一番効いてる瞬間”を狙うのが大事です。

①岩のすぐ後ろや、反転流が巻いている位置を見つける

②むやみに投げるのではなくセット波(押し波)が崩れて白い泡が広がったら、その泡が**沖へ引き始める瞬間(引き波の始まり)**にルアーを通す。このとき、ルアーを**反転流の端(流れの境目)**に漂わせるように通すとベスト。速く巻かず、波の力で“自然に流す”イメージです。

④速く引かず、流れに乗せて漂わせるように弱った小魚を演出するイメージで巻く

この“流れに逆らわない操作”が、ヒラメに見切られにくく、ヒット率が上がります!

※かっ飛び棒130BRより重量が軽い為、スムーズに流し込むことができるでしょう

※セット波とは何回かに一度来る大きな波のことです

3. ブレイク(かけ上がり)

ブレイク(かけあがり)ってなに?

砂浜の海底は、ずっと平らではありません。
沖に向かって少しずつ深くなり、途中で“段差”や“斜面”のような変化ができています。
その深くなる境目のことを「ブレイク」または「かけあがり」と言います。

イメージすると──

海の中にある「坂道」や「階段の段差」みたいな場所。

👉 “海が生きてる場所”にヒラメも集まる。

ぶっ飛び君95Sのブレイクでの釣りのコツとしては…

1.フルキャスト

2.巻き始める(5~10回) ※巻き抵抗を感じる程度にゆっくり漂わせるように弱った小魚を演出

3.巻き抵抗が重くなったところで止めてフォールさせる(重くなったところがブレイクの可能性が高いです)

4.着底させて2秒ほど待つ

5.最初の行程に戻る

ブレイクラインを縦一直線に通すより、風や潮を使用しドリフトで何度もブレイクライン上のポイントを探ることでヒラメとのコンタクト率を激増できます!

※早まきは厳禁です。糸ふけを回収するくらいのつもりで巻きましょう。

この動画を視聴して学べば釣果は確実に上がります。

4. 沈み根

「沈み根」ってなに?

沈み根とは、海の中に沈んでいる岩や小さな岩礁のことです。
見た目には分かりにくいけれど、海底の砂地の中に「ゴツゴツした岩のかたまり」がある場所ですね。

サーフでは、

  • 岩が少しだけ海面に出ている場所
  • 波がそこで立ちやすい場所
  • その周りの水が濁っていたり、泡立っているところ
    などが「沈み根」があるサインです。

ぶっ飛び君95Sの沈み根での釣りのコツとしては…

1.良さそうな沈み根を見つけたら、ぶっ飛び君95Sのフックを外して根掛かりしない状態にする

2.沈み根の真横にキャストし、着水から何秒で着底するか数える

3.何秒で着底するか把握できたらフックを戻してキャストする。

4.フックをつけて着底させてしまうと根掛かりするので、着底するぎりぎり秒数沈めてローリングフォールさせる→巻くを繰り返す。(巻く速度は潮の利き具合で日によって違いますが、巻き抵抗を感じる程度でギリギリまでゆっくり巻いて魚にじっくり見せましょう)

※沈み根周りは環境的に大物が潜んでいますし、根掛かりしやすいため他のアングラーが狙ってないポイントです。潮通しがよくベイトの集まりやすいサーフの沈み根には高確率で座布団ヒラメが着いているでしょう。

②ヒラスズキを狙う

ヒラスズキを狙う環境はサラシが出ている日が好ましいため風が強く、フローティングミノーが飛ばせないシュチュエーションが多いと思います。

爆風で「ぶっ飛び君95S」が効果的な理由

圧倒的な飛距離(爆風でも負けない)

ぶっ飛び君95Sは
・重心が後方に寄った設計
・細身で風を切るシルエット
・95mmという“短くて飛ぶ”最適サイズ

この3つのおかげで、強風でもブレずに飛距離が出る

爆風時のヒラスズキは
「サラシの奥」「離岸流の奥」「横風で届かない場所」
に入っていることが多いので、
届く=釣れるチャンスが生まれるということ。

ヒラスズキが食ってくる“サラシの奥”まで届く

ヒラスズキは爆風時、

  • サラシの奥の流れが緩む場所
  • 払い出しの出口
  • 波が当たってから数メートル先のヨレ

に潜んでいる。

でもそこは、普通のルアーでは届かない。

ぶっ飛び君95Sなら風を切ってそのポイントに届く。
そこが“釣れるポイント”だから強い。

ただ巻くのではなく、頭を沈ませるようにしましょう!

狙う時のポイントは下記動画が参考になります

③青物を狙う

ぶっ飛び君95Sで青物を狙うシュチュエーション

①青物が表層を意識している時

フィールドは磯、サーフでも構いませんがベイトが表層に浮いていて青物が上を意識している時、スキッピングで攻めてみましょう!青物は大型のダイビングペンシルやメタルジグで攻めるのが一般的なので周りはほとんどその攻め方をしています。

その大きく太身のシルエットに見飽きている青物に、ローリングアクション&浮遊感を持たせてローリングフォールするぶっ飛び君95Sを投げ込んだらどうなるでしょうか?

もう独壇場間違いないですね(笑)

① ぶっ飛び君95Sが青物に効く理由

青物は

  • 速い動き
  • 細いシルエット
  • 表層〜中層の回遊魚
  • ナブラ・ベイト追いのときの縦横の変化

これに強く反応します。

ぶっ飛び君95Sの特徴は

  • 飛距離が出る(青物は遠い場所で釣れる)
  • 水平ローリングフォールでスローに沈むためメタルジグよりもアピールが強い
  • タダ巻きで自然なアクション(小魚そっくり)

なのでメタルジグよりも有利です。

※釣果アップの秘訣はベイトの動向

例1

①朝マヅメに入ろうとしているポイントの近くの漁港を前の日の晩に調べてみる。

②居なければベイトの居るポイントを探す。

③ベイトがいるポイントを発見したらその近くの磯やサーフにベイトが入っている可能性大なのでその近くの磯場に入る。

例2

①直近のベイト動向を把握していて、釣り前日夜から爆風が吹いて居る場合、ベイトが逃げ込み集まっているであろう風裏の磯場に入る。

②ベイトの有無を確認し、上記で記述した青物でのぶっ飛び君95Sの使用方法を試してみる。

※このやり方で大型青物を量産している方も大勢います。爆風が吹いた時はチャンスです。この様なシュチュエーションになった時入れるような磯場を開拓しておきましょう!

カラー別の使用状況判断

△=あんまり  ○=適している  ◎=最高   ★=無敵

品種・見え方朝マヅメ(薄暗い)夕方(薄暗い)
#101 レンズキャンディグローベリー
#102 ピンクウェーブ
#103 ブルピンイワシ
#104 イナッコレンズ
#105 沈着ナミノハナ
#106 レッドヘッドレンズ
#107 チャートバックレインボー
#108 バナナフラッシュレインボー
#109 リアルイワシ
#110 赤金グローベリー
#111 超フルメッキ★★
#112 背黒メッキ★★
#113 サンライズチャート

水の色でのカラー使用判断(マヅメの薄暗い時間基準)

クリア平常マッド
#101 レンズキャンディグローベリー
#102 ピンクウェーブ
#103 ブルピンイワシ
#104 イナッコレンズ
#105 沈着ナミノハナ(明るい◎薄暗い△)×
#106 レッドヘッドレンズ(明るい◎薄暗い△)
#107 チャートバックレインボー

#108 バナナフラッシュレインボー
#109 リアルイワシ(明るい◎薄暗い△)(明るい◎薄暗い△)
#110 赤金グローベリー
#111 超フルメッキ(明るい◎薄暗い△)(明るい◎薄暗い△)×
#112 背黒メッキ(明るい◎薄暗い△)(明るい◎薄暗い△)×
#113 サンライズチャート

まとめ

初めてぶっ飛び君95Sを購入を検討されている方は

※レンズキャンディグローベリー(コットンキャンディ系、)を主軸に

①レンズキャンディグローベリー

②チャートバックレインボー

超フルメッキ

この様なイメージでまず3本ほど持っていると色々なシュチュエーションに対応できると思います。

実績十分な信頼におけるルアーです。ぶっ飛び君95Sを使ってどんどん大物を釣り上げましょう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す


*